NO SURPRISES | INTRA DIALOGUE

NO SURPRISES

A heart thats full up like a landfill
A job that slowly kills you
Bruises that won't heal

You look so tired unhappy
Bring down the government
They don't
They don't speak for us

I'll take a quiet life
A handshake some carbon monoxide
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
Silent
Silent

This is my final fit
My final bellyache with
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
please

Such a pretty house
Such a pretty garden
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
please

これは,RadioheadのNo surprisesという曲の歌詞です。

この曲は,8年くらい前に書かれたものです。
その時世界は世紀末で,胡散臭いノストラダムスの予言と対峙していました。

美しいメロディーと,どこか荒廃的で,惰性的で,
でも不思議と安らぎを感じさせる詞。
20世紀の終幕を憂う世界観がそこにはあります。

この曲を聴き終えて,ふとカレンダーに目を向けると2005年,
呆然としてしまいます。

僕の小さい頃,親や周囲の大人から,
「君らが二十歳のとき,西暦は2000年を迎える」
「二十一世紀は君らの世紀」
なんてよく言われました。

そのような環境の中で,幼心には,2000年という一つの節目が刻まれました。
それは,まさに節目であり,また,一つのゴールであったような気がします。

幼い頃の僕は,2000年を思い描き,次に,ドラえもんの住む22世紀を思い描きました。
でも,2005年という宙吊りの時間を,そして,そこに生きる自分を想像することは無かった気がします。

僕の時間の感覚は,2000年を越えた辺りからどこかしっくり来ません。
2005年という想像を越えた時間,不安定な足場。

だから,たまに僕は,この曲を聴きます。
そこにはまだ,どこか投げやりでいて,でも,安らぎに満ちた,
世紀末のなんとも言えない匂いを感じ取ることが出来るからです。