決めました
しばらく あがいてみましたが,
やはり修士論文を取り下げて就留することにします。
ここ数週間で,
社会に出ることを強く意識してみたら,
如何に今まで何も見えていなかったのかが分かった気がします。
学部三年の頃,
marciaのアイデンティティ・ステイタスの追試研究に協力した時,
明確に修士課程進学を希望していたことを語ったことで,
アイデンティティ達成群に分類されたのを覚えています。
そのことを,当時,自信に感じていたのですが,
今思えばそれは全く浅はかでした。
自身の経済状況を考えれば,
そこには後数年間に限られた未来展望しか開かれていなかったのですから。
それは,自身のおかれた状況を直視することを先延ばしにした,
まさしく,モラトリアムの何物でもありません。
今,僕は,僕を取り巻くコンテクストと直面する中で,
再びアイデンティティを再構成することが必要になっています。
自己を振り返ってみると,
思いの他,社会に出る上で役に立つ物理的な要素(例えば資格)を持ち合わせてい無いことに気づきました。
また一方で,思いの他,この6年間が僕を成長させ,そこで築き上げた知恵と勤勉性と向上心とが,
まだ見えない未来を,恐らくは厳しい未来を切り開く力となるであろうことを実感しました。
僕は,この一年で僕自身の価値を社会に投げかけて見たいと思います。
それによって,これまで曖昧だったものが初めて明らかになる気がします。
さあ前に進むぞ。