死ねばもろとも | INTRA DIALOGUE

死ねばもろとも

土壇場の土壇場です。

明日の朝,僕の修論取り下げが正式に決定します。


今日,指導教官に口答で伝えてきました。


その後,これまでお世話になった先輩と飲みに行き,

色々と研究について話をしました。

そうしたら,泣けてきてしまいました。

まだ,やり残したことが,たくさんあるからです。

情けなくて,仕方がありませんでした。


また,皆が経済的に苦労しながら,

何とか生活をしていることにも気づきました。

決して,僕だけが苦しんでいるのではないことを。


色々考えたら,僕にも,まだ研究を続けるだけの,

内から,湧いてくるような力が残っているように思えました。


死ぬきになれば,まだ,前に進めるのでは,そう思えました。


帰宅し,母親と話したところ,研究を続けてはと言われました。

家は,もう父親が65歳です。

早く独立しなければという気持ちで,これまで一杯でした。

でも,家族は,もしかしたら,そんなことを望んでいたのではないかもしれません。

本当にやりたいことに全力で取り組む姿を見せること,

そのことこそが一番他者を幸せにするのかもしれません。


ここから,一歩踏み出したところで,

今年,博士課程の試験に落ちるかもしれません。

でも,まだいける。

あと一年,何とか研究生をやりながらでもやっていけるかもしれない。


人生の中で本当に大切なものは何か。

そんなことを,探しています。


もう一歩だけ,あともう一歩だけ,前に進んでみたいと思えるようになりました。

でも,これは,大きな一歩です。

この一歩が,未来を切り開くのかもしれません。


僕を取り巻く人たちに,心から感謝をしたい。

もし,今日,僕が一人だったら,確実に修論をとりさげていました。


僕は,自分のへたれさ加減が嫌って程良く分かりました。

へたれはへたれなりに全力で生きて行きます。


死ねばもろともです。