INTRA DIALOGUE -18ページ目
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僕の専門

よく考えたら,心理学専攻の院生なのに,
ぜんぜん心理学と関係ないことばかり書いてました。

どうも普段,心理学の話題出すのって気が引けるんです。

合コンとかで,自己紹介するとき決まって,
「カウンセリングしてください」とか,
「変な友達いるんですけど,どういう心理か説明してください」とか,
「私の心理を読んでくださいとか」とか,
本当の心理学とは乖離したようなこと要求されるからです。
いちいち間違いを正すのも場が興ざめるから,
最近では,説明がめんどいので心理学やってることや,
場合によっては院生であることも,
質問されるまで言わないようになりました。

大体な話,院生って言っても,あまり通じないんですよね。
何それって感じで。
よく考えればそうですよ,
4大でもほとんどの人が院に全く興味を持たずに卒業するんですから。
結局僕らはマイノリティですよ。
マイノリティはマイノリティらしく,
目立たず謙虚に酒を煽るのです。

でも,僕は半端者なので,
その日は院生をやめて馬鹿学生をすることにしています。
結局飲みすぎて,箍が外れて,馬鹿大学生のまんま。
でも,それで救われてるんですよね。楽しいし。
マイノリティの処世術です。

ほらね,また,心理学から話がそれてる。

バンド

昨日もスタジオだったのですが,
今のとこ,地元の仲間と月1ペースでバンドが続けられています。
メンバーは中学の同級生四人で,
中三のとき高校受験から逃避するように楽器をいじり始めました。
最初は,バンドとはとても言えないような集まりだったんですけど,
安っぽいキーボードとか,叔父さんからもらったギターとかを持ち出して,
誰かの家に集まりわいわい夜遅くまで楽しく音を出していました。

僕みたいに小さい頃からピアノをやっていた者から,
音楽のおの字も無いような奴まで,
ほんとにばらばらで,まとまるわけ無いんですけどなんか雑音出してました。
それでも今では,ちゃんとバンドの形態になってますけど。
人は成長するね。

そうそう,中学生時代の僕らって少し変わってて,
みんなオリジナルの曲作るのに何故か興味あったんですよ。
ともかくギターとか出来ないのに,
コードもリズムもめちゃくちゃなんだけど,
適当なストロークに合わせて歌吹き込んだりして。
僕は,キーボードで伴奏作って歌ってたな。そんな感じでやってたら,
半年ぐらいで,
アルバム(ただ適当にへたくそな歌をたくさん集めたものですが)が,二つ出来てました。
多分他の人たちと違ってなんか作るのが好きな集団だったんだと思います。
今でも,たまに友達の家行くとそのときのテープかけたりして,
昔を懐かしんだりしてます。

曲制作は,個々人でですが,そのあとも各々継続して,今に至るわけです。
高校では,何の奇跡が起こったかわかりませんがSONYの大会で賞を頂いたり,浪人時代は,地元の駅でギターを持って友達と歌ったり。
最近は,僕の方は創作意欲が研究の方に向いてしまっていて,
作曲がおろそかになっているんですけど,
友達は,相変わらずライブでオリジナルの曲をやってます。

何が言いたいか,徒然で良くわからなくなってしまいましたが,
中学から今まで,同じ仲間とバンドが続けられていて,
僕はほんとうに幸せです。
音楽を軸に僕らが繋がって来らたことに感謝したいし,
僕らだから変わらずにここまで来られたということに誇りを持ちたいし,
これからも,
ずっと続けていきたいという気持ちを持っている僕らに拍手を送りたいです。

目標としている研究者になれるかどうかなんてまったくわからないけど,
たとえ,それがかなわなかったとしても,
僕らのペースでバンドが続けていけたら,
それだけで生きる意味があるんだ,なんて思えてしまいます。

僕らの共通点は,
マイペースなところ,
謙虚なところ,
素朴なところ,
きっと今も全部あの頃のままだね。

NO SURPRISES

A heart thats full up like a landfill
A job that slowly kills you
Bruises that won't heal

You look so tired unhappy
Bring down the government
They don't
They don't speak for us

I'll take a quiet life
A handshake some carbon monoxide
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
Silent
Silent

This is my final fit
My final bellyache with
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
please

Such a pretty house
Such a pretty garden
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
No alarms and no surprises
please

これは,RadioheadのNo surprisesという曲の歌詞です。

この曲は,8年くらい前に書かれたものです。
その時世界は世紀末で,胡散臭いノストラダムスの予言と対峙していました。

美しいメロディーと,どこか荒廃的で,惰性的で,
でも不思議と安らぎを感じさせる詞。
20世紀の終幕を憂う世界観がそこにはあります。

この曲を聴き終えて,ふとカレンダーに目を向けると2005年,
呆然としてしまいます。

僕の小さい頃,親や周囲の大人から,
「君らが二十歳のとき,西暦は2000年を迎える」
「二十一世紀は君らの世紀」
なんてよく言われました。

そのような環境の中で,幼心には,2000年という一つの節目が刻まれました。
それは,まさに節目であり,また,一つのゴールであったような気がします。

幼い頃の僕は,2000年を思い描き,次に,ドラえもんの住む22世紀を思い描きました。
でも,2005年という宙吊りの時間を,そして,そこに生きる自分を想像することは無かった気がします。

僕の時間の感覚は,2000年を越えた辺りからどこかしっくり来ません。
2005年という想像を越えた時間,不安定な足場。

だから,たまに僕は,この曲を聴きます。
そこにはまだ,どこか投げやりでいて,でも,安らぎに満ちた,
世紀末のなんとも言えない匂いを感じ取ることが出来るからです。

僕はどっちの人間

僕は普通の人間です
みんなで酒を一気飲みして,バカやって,女の子が好きで,
ともかくごく普通の大学生だったわけです。

しかし,今いる大学院という環境は少し違います。
さらに,年上の研究者の世界はもっと違います。
なんかこう,独自の文化があるのです。
普通では許されないことが時に許されるような。
笑いのつぼが違うような。
価値観そのものにずれがあるような。

なので,僕のような一般人の文化に擦れた人間は,
普通の世界と,特殊な世界の間で引き裂かれてしまうのです。

一方で一般社会に憧れて,もう一方で研究の世界に憧れて,
でも,結局どっちにもなじめないような。

人には相応の文化階級があるのですね。
最近しみじみ感じます。

食い道楽

なぜでしょう,
最近食べることがもの凄く楽しいのです。
むしろ,食べることしか楽しく無いような気もします。

先日は,池袋にある海鮮山という寿司居酒屋に行って,
魚料理のコースを堪能しました。

刺身盛り合わせ,鮟肝,揚げ物,鍋,寿司を地酒と一緒に。
素晴らしいですね。しかも安いんです。

家の15歳になる猫を見ても思うんですが,
生物って死ぬまで食欲が維持されるんですよね。

これは,視点を変えて考えれば,
食を趣味にすれば一生楽しめると言うことなのです。

グルメな友達がたくさん増えて,
みんなで死ぬまで楽しく食べ歩けたら幸せだと思えた今日この頃でした。
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